かみ合わせ治療

かみ合わせ治療とは

人間の歯は上下各14本、全部で28本あることをご存じでしょうか。当院では、歯を一本一本別々と考えず、全てをあわせてひとつの器官であると考えています。全ての歯は顎関節を中心として、周囲のいくつもの筋肉の調和によって動かされ、効率よく食物をかみ砕きます。


 例えば、どこかの歯が傾いたり、あるいは抜けたりして、かみ合わせのバランスが崩れると、筋肉のスムーズな動きが乱され、筋肉の疲労や、顎関節への異常な負荷、特定の歯への加圧、さらには全身の骨格筋のバランスの乱れなどが生じ、様々な問題を引き起こします。


また、歯ぎしりや食いしばりなどの悪習癖は、実はかなり多くの人に見られ、歯がすり減ったり、歯が揺れたり動いてしまったり、さらには歯を折ったり割ってしまうこともあります。筋肉痛やそれに伴う偏頭痛も起きます。かみ合わせの調整をしたり、マウスピースを使用したりして、力のかかり方のバランスを取ることで、これらの症状を解消することが可能です。

つまり、一本一本の歯ではなく、全体のバランスを考え整えることがかみ合わせ治療の目的なのです。

かみ合わせが悪いとどうなるのか?

かみ合わせが悪いと、以下のような症状になる可能性があります。

 

・歯ぎしりや食いしばりにより歯がすり減ってしまう

 

・歯に均等に力が伝わらず歯が折れたり、割れたりする可能性がある

 

・全身の骨格筋のバランスの乱れが起きる

 

・偏った力のかかり方により、筋肉痛や偏頭痛が起きる

 

かみ合わせの改善は全身の免疫力を回復させる

当院の治療方針

当院では、歯をただ治したり、きれいにしたりするのではなく、患者様が本来持っていた免疫力を回復することによって歯をより長く使えるようにするとともに、全身的にも健康を取り戻していただくことを目的としております。
免疫力を回復せずに歯だけを治しても、またすぐに悪くなってしまうからです。
従って、免疫力を低下させるような因子、すなわち、かみ合わせのアンバランス、細菌、重金属、ストレス不良な生活習慣、アンバランスな食生活等を改善しなければなりません。
実はこれからの因子すべてが歯と関係しているのです。

免疫力を高めるための4つの方法

かみ合わせのバランスの回復

かみ合わせのバランスが崩れ、特定の歯や顎の関節、お口周辺の筋肉などに過剰な負荷がかかると、歯や顎の関節の痛み、お口周りの痛み、偏頭痛、肩こりなどを引き起こします。これら、かみ合わせによって起こる様々な不調は、虫歯や歯周病に次ぐ「第三の歯科疾患」と呼ばれることもありますが、かみ合わせを調整するだけで症状が解決することも珍しくありません。
しかし一般的には、このことをご存じない方がほとんどです。
かみ合わせの調整は高度な知識と技術を要する難しい治療です。当院では、それぞれの患者様の正しいかみ合わせを診断し、安定する位置を求め、さらに顎の動きとかみ合わせの調和が取れるように調整いたします。

口腔内の細菌バランスの改善

口腔内細菌叢のバランスが崩れ、虫歯菌や歯周病菌などの悪い菌が増えてしまっている状態を、正常な細菌叢バランスに戻します。
特に歯周病菌が増えると、歯肉から血管内に侵入し脳梗塞や心筋梗塞の原因となることがわかっています。

有害な金属の排除

金属は本来お口の中に存在しません。歯の治療に使う金属は、金属アレルギーの原因になりますし、重金属イオンは老化や免疫力の低下を引き起こします。

当院では、このような金属のかわりに、体に優しいプラスチックやフルセラミックを使って治療を行なっています。また、そのような金属がすでにお口に使われている場合は、これを取り除いてプラスチックやセラミックに交換します。

食生活・生活習慣の改善

栄養バランスの取れた食事をよく噛んで食べることは、お口だけでなく腸管の健康にとっても大切なことです。野菜などの食物繊維が不足すると、腸内フローラと呼ばれる腸の細菌叢のバランスが崩れて悪玉菌が増え、免疫力が大きく低下します。また、よく噛まないで食べる方、早食いの方は、お口の中も汚れがちですし、食物の消化吸収も悪く、腸内にも悪い菌が増えてしまい、免疫力が低下してしまいます。

ご予約・ご相談はお気軽に

歯のことでお悩みでしたら、世田谷区にある駒沢歯科医院まで。

まずはお気軽にお問い合わせください。

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